アーベントロートの第9 ストックホルムライブ(1943)

sponsored link

商品概要

問題のアーベントロートのストックホルムでの第9です。

どこが問題なのかは最後のコメント欄に詳説いたします。

このTahraのCDは2枚組構成となっており、同じ1943年の同じオケとソリストによる演奏会のライブ録音となっています。

違いは指揮者で、アーベントロートとフルトヴェングラーという当時のドイツを代表する2代巨匠の演奏の違いを味わうことができるのです。

非常に貴重価値のある企画物CDです。

商品番号:Tah 488
レーベル名:Tahra

アーベントロートとフルトヴェングラーは第二次世界大戦末期の1943年と1944年のバイロイト音楽祭でも「マイスタージンガー」を一緒に指揮しており、それぞれアーベントロートの指揮とされるライブ録音、フルトヴェングラーの指揮とされるライブ録音が残されています。

実はこの「マイスタージンガー」の録音も問題なのですが…

収録内容

ベートーヴェン 交響曲 第9番

 ヒョルディス・シンベリ(ソプラノ)
 リサ・テュネル(アルト)
 ヨースタ・ベケリン(テノール)
 シーグルド・ビョルリンク(バス)
 ストックホルムフィルハームニー&ストックホルム・フィルハーモニー合唱団

録音月日:1943年 

アーベントロートの録音は1943年4月7日、フルトヴェングラーの録音は1943年12月8日と思われます

録音場所:ストックホルムのコンサートホール

コメント

このCDに添付されているライナーノートには仏語と英語で、1943年におけるアーベントロートとフルトヴェングラーの演奏活動が記載されています。

そのあとベートーヴェン交響曲第9番について二人の演奏解釈の違いについて解説されています。

しかし、このCDにはTahraの商品とは思えない大問題があるのです!

それはアーベントロートの演奏とフルトヴェングラーの演奏で、第4楽章のコーダの部分が同一の音源が使用されているということです。

では、どちらのものか?

これは一聴すれば自明なようにフルトヴェングラーの演奏のものです。

ベートーヴェン交響曲第9番の第4楽章のコーダでは、フルトヴェングラーは唯一無二の演奏スタイルをとるので間違いようがありません。

さらに2019年10月にフルトヴェングラーのストックホルムでの1943年の第9の公式録音が発売され、この件の最終確認をすることができました。

スウェーデン放送アーカイヴによる音源提供+ストックホルム・フィルの承認をえて発売されたフルトヴェングラーのストックホルム公演公式録音

つまり、以下が結論です。

この1943年のアーベントロートのストックホルムの第9の第4楽章コーダはフルトヴェングラーの演奏に差し替えられています。

商品ステータス

廃盤で購入不可です。

まれに市場流通の中古品を目にする時がありますが、かなりの高額で販売されています。

ストックホルムでのベートーヴェン交響曲第9番を聴くには?

ネットに接続できるPCやスマホをお使いの方なら、ストリーミングやMP3で聴くことができます。

有償ですが、アマゾンなどの信頼できるサイトを使えば安心です。

ちなみに現在アマゾンでは各楽章のMP3データが250円ですから、合計1,000円ということになります。(中古CDを探すよりは現実的かも)

音声データを購入することになるのでCDのような現物はありません。(ダウンロードしたMP3を音楽CDにすれば同じですが)

具体的な聴き方は後日掲載します。

sponsored link